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●匿名希望 : 58歳 ものかき

 「福祉とは何か?」非常に曖昧かつ、重要な問いですね。広い意味でも、せまい意味でもとらえようによって変わりますが、そんな難しいことじゃない…今生活している中にも福祉はたくさんあるじゃないですか。
道路には横断歩道があり、耳の不自由な人のために音が鳴り、目の不自由な方のために点字ブロックがあります。トイレには、車イスの方でも安心して使用できる設備が整っています。今挙げた例は、一部の地域だけの話かもしれませんが、私たちは生活しているだけで、たくさんの福祉に触れていることに気づくべきです。
 私が思う福祉は、生活そのものですね。幸せに生きられる社会こそが、福祉だと思います。障害をもった方だけでなく、皆にとって住みよい世の中であること。
そんな私は、介助犬に頼りっぱなしの、1人暮らしのおじさんです。そんな私にとって、今企画のような未来を感じさる試みは、人生の励みになります。これからも応援します。

●匿名希望 : 52歳 主婦

 私は、福祉とは幸せそのものだと考えます。
 昨今福祉が制度化され、見直されてきています。サービスの向上をうたい文句に、「かたち」としての支援が増えてきているように思います。ここで、私が恐れているのは、その「かたち」にとらわれるあまりに、本質を見失うこと=福祉の心を見失ってしまうことです。どれだけの利用者のニーズが、正しく把握されていることでしょう?「自立」だけが福祉で問われる結果ではないのです。
 私は、一障害者の親として、長年福祉と向き合ってきました。難しいことは分かりませんが、その中で、理屈や分析に頼る支援者よりも、より利用者に向き合った、より近い存在である支援者がどれだけいるか?人対人の問題なのですから、最後は、その支援者の人間性に託すしかないのです。
 当事者の気持ちに「真の福祉」を見出してくださる支援者が、1人でもこの日本に増えることを祈っておおります。私たちは、託すしかないのですから…。