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●上野恵里佳さん

 私は、現在福祉系の学校に通っています。福祉系の学校に行きたいと思ったきっかけは、高校の時に、人のために役立つ仕事がしたくて、担任の先生や進路の先生に相談をしていました。ほとんどの職種が人のために役立つことは分かっていましたが、高校の時の自分は「人のために役立つ仕事=福祉」だと考えていました。
 最初の方は、介護福祉科に行き、介護を勉強していきたいなと思っていたんですが、今、通っている学校にはもう1つ科があり、それが今行っている社会福祉科でした。そこで初めて「社会福祉士」というものを知り、どんなことをするのか調べました。介護福祉士にも興味はあったけど、社会福祉士という専門職にとても魅力を感じ、社会福祉科に行こうと決めたのが、きっかけです。
福祉を勉強して、もうすぐで2年目になりますが、まだまだわからないことが多く、難しいです。でも、その反面やりがいも感じます。
 実習で特別養護老人ホームに行きましたが、最初は不安と緊張で何をどうしたらいいのか分からず悩みました。しかし、職員の方が丁寧に教えてくれて、利用者の方とたくさんコミュニケーションをとっていく内に、不安もなくなり、自然と笑顔で接することができるようになりました。実習最終日に、ある1人の利用者さんから「ありがとう」と言われた時はとても嬉しくて、達成感とやりがいを感じることができました。
 福祉系の学校に進んで勉強していく内に、「こんなこと私にできるのか?」とマイナスに考えることが多く、自信をなくしていた時期がありました。教科書で勉強していることと、実際の現場は違うのではないかと思っていました。
異なる部分は多少はあると思いますが、自分で決めた「社会福祉士」という夢をあきらめたくないので、私は、今一緒に勉強している友達と一緒に、利用者の方が話しやすい、相談しやすいと思ってくれるようなソーシャルワーカーになりたいです。そのためには、ソーシャルワーカーに必要な知識・技術を身につけていきたいです。
 高校の時の私の福祉に対する考え方は、「人のために役立つ仕事」だったが、今は、「福祉とは、利用者の方も自分自身も共に問題を解決し、利用者の自立を援助していく仕事」だと考えています。これから、この考え方は変わらず、利用者本位の福祉をしていきたいと思っています。
 これから、苦しいこともあると思いますが、「夢」や「希望」を持ってがんばっていきたいです。

●三道由利江さん

 私は現在、福祉の学校に通う2年生です。「福祉」と一言で言っても幅広く、奥深いものだと思うし、まだはっきりとした意見を言うことも難しいので、私が今参加させてもらっているボランティアについて書こうと思います。
 私は1年生の夏から先生の紹介で、知的障がい児のデイサービスのボランティアに週一回参加させてもらっています。最初は何の知識もない私に、何が出来るのだろうかと不安と緊張が大きく、でも何か少しでも子どもたちのためにしてあげられることはないだろうかと気持ちだけが焦っていました。実際参加してみると、そんな不安な気持ちを笑顔に変えてくれたのは、子どもたちのかわいい笑顔でした。私は、色々考えて焦っていた自分が恥ずかしくなりました。子どもたちに助けられていました。
 今までたくさんの子どもたちと関わらせてもらい、たくさんの出会いがありました。
 ある自閉症の女の子は、はじめは私もいつも何をすれば良いのか、何を考えているのかなど分からないことばかりで、でもおやつの時間もあそぶ時間もただずっとそばにいて、話しかけながら過ごしていました。
 でも、ある時から笑顔をたくさん見せてくれるようになり、手を自分から繋いできてくれたり、私のひざの上に座っておままごとなどをするようになってくれて、時々じっと目を合わせてくれることもあり、何か伝えたいことや言いたいことがあるのかなと思いながら、私はその度に喜びを感じ、関われることが出来て良かったなぁと思い、感動しました。
 私が考える福祉とは、どんな方が利用者だとしても相手の方を思いやり、尊重し、共感しながら支援をしていくことだと思います。そして、自分が学ばせてもらっているという気持ちを忘れずにこれからも子どもたちの成長を見守り、私自身も成長出来たら良いなと思います

●髙橋知穂さん

 私は、施設で働いている母からの影響を受け、社会福祉の学校に通っています。
 介護のほうに進むかどうか迷っていましたが、入学して1年半たった今、福祉という現場では最終的に同じ所へ行きつくのではないかというふうに感じるようになりました。
 私は、利用者の方の笑顔に囲まれて仕事をしている母に感動して、人の素直な表現や笑顔が自分の支援によってみていくことのできる仕事はとても素晴らしいと思いました。
 笑顔で接し自分自身も楽しんで仕事をすることにより、利用者の方にも笑顔で生活していただけるようになってもらえるような支援をしていきたいと、私は思います。

●田辺成実さん

 私は福祉の専門学校の2年生です。今は社会福祉士の資格を取ることを目標にしています。
 しかし、福祉のことを勉強したばかりで詳しいことは全く分かっていないという状態です。だから実習を通して学んだこと、そして私の理想の援助者について述べようと思います。
 私は実習で特別養護老人ホームへ行く機会がありました。そこでは6日間という短い期間でしたが、様々な職種の職員の方そして利用者の方々と接することができました。実習は初めてだったので緊張と不安ばかりで今、思うと何もできてなかったなぁと反省しています。自分から行動することが、こんなにも難しいことなのだと改めて考えさせられました。
 その実習中、特に印象的な出来事がありました。それは認知症の方と接したことです。今まで学校では教科書や資料等で勉強はしていました。しかし、実際は勉強したことでは対応できないことが多かったです。毎日というよりは一瞬一瞬で利用者の方の気持ちが変化される場合もあり、臨機応変に行動していかなければいけないと学びました。また、認知症の方は今の出来事や名前を覚えられることは難しいと考えていました。しかし私が接したある利用者の方が何回も接していくうちに名前の頭文字を言うと私の名前を分かって下さるようになりました。
 私はこのことがありもっと福祉に興味を持ち、そして福祉の仕事に就きたいと思うようになりました。さらに「福祉」とは援助者が支えているばかりではないのだと気づきました。ほんのちょっとのことなのかもしれませんが何か嬉しいことや、やりがいを感じることがあるので頑張ろうと思えるのではないかと考えました。
 利用者の方々は、私よりも経験がとても多く、逆に学ばなければならない点がたくさんあります。だから、支えているという視点で援助者が物事を考えてしまっては、そこで終わってしまうように思います。援助者は、常に多面的な視点を持ち援助しなければならないと実習を通して実感しました。だから、私も常に多面的な視点で考えられるような援助者になりたいと思います。
                                 

●佐野文香さん

 私は、みんなが少しの優しさをもつことで世の中が変わるのではないかと考えます。
 福祉とは生きていくうえで誰もが身近にあって触れるもので、社会は福祉で溢れていると思うのです。制度やサービスだけが福祉ではなく、例えば電車で高齢者などが乗ってきたときに、さりげなく席を譲るなど。これも人という福祉だと私は思います。
 周りには、バリアフリーでスロープがついていたり、手すりがあったり、低床バスや電車があったり…環境はどんどん変わってきて障がいのない人も使いやすいです。しかし、環境の変化に人の心がついていっていないと感じます。どんな理由でバスが低床なのか、電車でもなぜ優先席があるのか…まったく無関心の人が多すぎると感じました。無関心な人に気づかせるのは難しいと思います。だから気づいた人が小さなことでもいいからアクションを起こしていけば世の中は、がらりと変わるのではないかと考えます。電車などで席を譲るにしても勇気がいることだと思いますが、声をかけてみることから始まると思うのです。
 世の中にはまだ、さまざまな障がいに対して理解が少なくて偏見などが多いと感じます。
 そこで私たち福祉を学ぶものや、福祉に携わっている人たちで、病気や障がいへの正しい知識を伝えていかなければならないと思います。障がいのある人の世界と、障がいのない人たちの世界に分けられているような気がします。障がいのある人たちが障がいのない人たちの世界に入っていって生活ができるようになったら自立なのだろうかと考えます。世界をわけているように感じる自体がおかしいのですが、障がいのない人たちが、障がいや病気に対して正しい知識を理解し、歩み寄って歩幅を合わせていけば、もっといい世の中になるのではないかと思います。こういうことって、心にゆとりがないとできないのではないかとも思います。今の世の中、みんなが不安だらけの中生活していると思います。でも少しだけでも、こういう思いが伝わって理解してもらえれば、ぜんぜん違うと思います。
 高齢者や障がいのある人と会ったとき、一人ひとりが、ほんの少しの優しさを持って、見守りをしたり、困っていたら声をかけてみる…これって難しいと思うけれど大切なことではないかと思います。
                                 

●おいどんさん

 私が住んでいる家の近くには、お年寄りの方が多く見られます。日本は、まさに高齢化社会になってきたと感じています。
 さて、私が考える「福祉」とは?一言で表すのは難しく、考えてもなかなか浮かびませんでしたが、私が考える福祉は「やさしくしてあげる」「相手がしたいと思うことをできるだけ手助けして実現させる」。この2つと考えました。
 小さい頃から、困っている人、元気がない人、病気になった人に手を差し伸べてあげなさいと言われたことがある。それは、何も相手から特別お礼や、お金ももらえるわけではないけれど「ありがとう」「助けてくれて本当によかった」など、人と人が心から満足し、もしかしたらこの出会いによっては永遠に続く関係になるかもしれない、また、自分自身が何かあった時にそっと、手を差し伸べてもらえるかもしれないと思いました。
また、福祉に携わる者は、支援者になります。支援者はできるだけその人に、できるだけ、その人ができる事を実現させる。もしかしたら、できることを実現していく事で、心に信頼関係ができるかもしれない、ずっと黙っていた人が心を開いてくれるかもしれないと思うからです。私にとって、「福祉」とは、心と心の関係だと思います。誰かを手伝ったら、何か自分にとって大切なことがわかるかもしれません。
 今、福祉という現場は、人手不足で、介護離れや、福祉に関する制度の見直しが少しずつ解消しているようですが、現場に再び働き手が増えるには?本当の答えは永遠にわからないかもしれません。私が思うに、人間にとって大切な心と心が見える現場だと思います。  
 心と心が見える素晴らしい現場を見る事ができる瞬間が福祉には、たくさんあります。
 私は、これから、もっと多くの人が福祉の現場に興味をもってくれたらと思います。

●まさ : 21歳

 僕が考える福祉とは笑顔を作る事だと考えます。今まで実習などで施設に行くことが何度かありましたが、たくさんの方とかかわりを持って感じたことは皆笑顔が多いということでした。僕も施設の利用者の方とかかわりを持つと皆さん笑顔で「ありがとう」と言われることが多くその一言にとても勇気づけられました。
 そんな経験の中で僕は誰かの役に立つ事をして誰かが笑顔になる。そんなかかわりを行うことが福祉なのではないかと考えました。だからこそ皆が笑顔になってくれるようなかかわりの出来る福祉従事者になりたいと思い勉強をしています。

●あきんこ : 20歳

私は現在、福祉系の学校に通っています。担任の先生に進められて、この雑誌を読んでみました。 今の時代、この様な雑誌は、絶対必要だと思います。関係者のみなさま、がんばってください。応援の意味も込めて、私の福祉観みたいなものを、軽く書いてみたいと思います。
 私が福祉系の学校に入ったのは、実は別にこれといって意味はなく、就職口がありそうだと理由からでした。私たちの中で「福祉」が流行っぽかったことも理由のひとつです。
今は、福祉の実際を少しだけですけど知り、(私の場合介護ですが)福祉系の就職をためらっていました。私は、福祉=介護は好きです。ボランティアも、この学校に入ってからは、よく行くようになりました。でも、就職となると、今の現場にはあまり魅力を感じませんでした。誰かがやらなくてはいけないことだとわかっているのですが、明るい未来が見えません。私だけでなく、周りにもそういう悩みをもった人は多いです。だから、私にとって福祉とは、「悩み」とか「矛盾」とか、マイナスなことしか浮かんできません。ちょうどそんな時、学校の先生に相談していて、この雑誌に出会って、かなり救われた気がしました。今まで霧で立ち込めていた世界に、虹がパッとさした、そんな気持ちです。やっぱり福祉って最高です。
人って、どんなきっかけで気持ちが変わるか分かりません。この雑誌には、いろんな人のいろんな福祉が詰まってます。この雑誌を読んで、私には、福祉がとてもかっこよく思えました。超・偶然に、編集長さんが、私がよくCDを購入して、聞いてるDJさんだったこともありますけど…(汗)。彼が、福祉活動で取材されたTVなども観ていて、興味はあったのですが、偶然というか奇跡みたいなこの出会いを大切にしようと、勢いのみでふろいどのボランティアスタッフに立候補応募しました。今から面白いことになりそうで、夢いっぱいです。編集長さんは、本気で世界の福祉を変えよとしているといか、変えることができるという確信を持っています…とりあえず(汗)。
 今の私にとって、福祉とは「夢」と「努力」です。これから苦しいことがあっても、理想を抱いて頑張っていきたいと思います。

●匿名希望 : 16歳

福祉って精神的にも身体的にもきつそうで、大変そうだけど、やりがいがありそう。

●キューピー様 : 22歳

私の通っていた学校は、障がいをもった方々を何人も受け入れていました。いつもみんなと共に行動していたし、多少のからかいはあったとしても、楽しく過ごしていたように思います。
専門の学校もでてきてないし、難しいことは分かりませんが、福祉ってそういうフランクな感じが必要なのではないのでしょうか?
私は、福祉とは難しく考えるものではなく、感じるものだと思います。その意味で、この企画に深く賛同します。